STAFF INTERVIEW
ショップ勤務
自分の成長を、実感できる毎日
高畑 勇気(たかはた・ゆうき)
セールスクラーク BRITISH MADE博多店スタッフ
2016年3月、BRITISH MADE博多店のオープンと同時に渡辺産業に入社した高畑さん。長年にわたって接客業で培ってきた、きめ細かな対応力で、博多店を盛り立てています。
-
企業理念に基づいた経営
前職は、福岡にあるセレクトショップで店長兼バイヤーをしていました。創業から30年以上経つ老舗のセレクトショップで、10年働きながら学ばせてもらいました。仕事としてはやりがいがあったんですが、自分の成長が感じられなくなってきて、転職を考えた頃に、渡辺産業の存在を知りました。一次面接、二次面接と進むにあたって、社員の方の人柄や物腰の柔らかさ、扱っている商品の確かさに惹かれていき、入社させていただくことに。ちょうど博多店のオープニングスタッフを募集している時期だったので、タイミングも良かったんだと思います。
渡辺産業に入って一番驚いたことは、企業理念が働く社員の中に浸透していて、理念に基づいた行動をしていることです。理念も行動指針も、多くの会社で定められていますが、ここまで徹底されている例は少ないと感じています。渡辺産業の理念や歴史を示した本があり、店舗でも全員で唱和したりと、理念が言葉だけにならないよう、大切にされています。私なりに解釈すれば、その理念の本質は「人との関係性を大切にすること」。年齢に関係なく、尊重の念を持ち、相手とより良い関係性を作るために何ができるか。それが、この会社の信頼を作っているし、社内の居心地の良さでもあると思いますね。 -
「今欲しい」より、この先欲しくなるものを提案
博多店には、オープン準備の段階から関わらせていただきました。革靴の場合は、店頭でいかにカッコよく見せられるか、憧れ感を演出できるかが大事なので、棚の見せ方にも気を配りました。商品知識についても、最初は「革靴を磨く」という文化さえ知らなかったので、自分で勉強して。扱っている商品自体の品質は間違いないので、私も自信を持ってお客様に勧められます。そして、機能性や価格の根拠、生産の背景など、さまざまな角度から商品の良さを伝えることで、さらに説得力を持ちます。一つひとつの商品に対して、しっかりと愛着を持つことができ、販売できるのは、販売員としてとてもいい環境ですね。
店頭で特に気をつけているのは、お客様との距離感の取り方。話を聞いてもらえる距離感でスッと入り、コミュニケーションの糸口をつかめるかどうかが大事です。お客様が探しているモノは何で、その理由は何なのか。丁寧にヒアリングすれば、本当は探しているモノよりこちらの方が、お客様をより満足させられ、長く使ってもらえるかもしれない。目先の売れるアイテムを確実に売るだけでは、広がりがないので、その日のうちに買ってもらうことは重視していません。お客様が探しているスタイルや理想像を、一緒に作っていくような提案をしたいし、次にまた来てもらうためにどうしたらいいかを、いつも考えて店に立つようにしています。 -
やるべきことは見えている
スタッフの教育に関しても、力を入れています。BRITISH MADEで働き始めてから、先輩方に教えてもらった中で、新しく気づかされたことがたくさんありますね。例えば、お願いした作業の確認を徹底するようになりました。自分が伝えたつもりになっていても、相手が正確に理解していなければ、求める行動をしてもらえない。「なぜできてないんだ」と怒るのではなく、自分の伝え方に問題があったと考えるようになりました。こういう風にロジカルに考えられるようになったのは、渡辺産業に入ってからですね。前の職場環境では、先輩がいなかったので、自分自身の何が足りていないかを気づきにくい環境でした。しかし今では、自分に足りないことが明確にわかり、そのためにどう努力していけばいいのかもわかる。自分の成長を実感できるし、今後の成長の道筋も見えている。それが、今の自分のモチベーションの源泉になっていると思います。
店に立つこと自体は、この1年で覚えていくことによって、不安は少なくなりました。これからは、店長に変わって博多店全体の責任を持てるような立場になっていかないといけないと思っています。そのために、自分自身の成長がまだまだ足りない。本社の皆さんとのコミュニケーションも、もっと深めていきたいですね。課題はたくさんありますが、やるべきことは見えているので、今はとても前向きな気持ちです。将来は、博多店を背負って立ち、人を育てられる存在になっていきたいと思っています。 -
[休日の過ごし方]
DIYでいろいろと作るのが好きで、最近は有孔ボードを買ってきて部屋の壁に飾り棚を作りました。なかなか買える値段のものは少ないですが、ヴィンテージの家具も好きでよく見に行きます。仕事柄か、イギリスのヴィンテージが気になっています。
FAVORITE ITEM
-
JOSEPH CHEANEY ”ASTWELL”
チーニーの中でも現在日本でしか発売していないモデルで、木型が日本人の足にぴったりなんです。私が今まで履いてきた革靴の中でも、いちばん足にしっくりとくるシューズですね。特に踵のホールド感が抜群。カジュアルにもドレスにも合わせやすいアイテムだと思います。
高畑 勇気(たかはた・ゆうき)さんの、
とある一日
-
9:30
出勤。9:30までにタイムカードを押し、メールを確認。店内清掃をして、オープンに備える。開店時からスタッフがいる場合は朝礼も行う。 -
10:00
開店。この後、メール返信などの事務的な作業に入る。 -
12:30
来客のピークタイム。接客をしつつ、売上確認等を随時行う。 -
13:00
ランチタイム。二人体制の場合は、バックヤードでお弁当が多い。休憩は1時間しっかり確保。 -
14:00
午後の業務再開。この日は、セールの準備、ラベンハム予約会の準備を行った。ディスプレイをどう組むか、備品がいつ届くかなどの確認作業が多い。お客様がいる場合は、もちろん接客対応も行う。 -
17:00
開店から閉店までのフルタイム勤務の場合は、ここで再度、1時間の休憩が入る。早番、遅番の場合は30分。その後、再び接客と事務作業。 -
20:00
退社。お疲れ様です。(業務処理の為少し遅くなりました。)